2024年 10月 22日
次のビッグテーマ(グローバル):2024年10月
Global Xが定期的にお届けするディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、ドローンシステムがさらに勢いを増し現代戦の戦術転換を示唆、AIへの期待がIPO市場に、政府投資で米国の電池製造サプライチェーンが活性化、画期的な統合失調症治療薬の承認、米スリーマイル島再稼働、信任を得た原子力発電、および10万GPUを超える新しいAIクラスターの発表、についてご紹介します。
最新 > Thematic
2024年 10月 22日
Global Xが定期的にお届けするディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、ドローンシステムがさらに勢いを増し現代戦の戦術転換を示唆、AIへの期待がIPO市場に、政府投資で米国の電池製造サプライチェーンが活性化、画期的な統合失調症治療薬の承認、米スリーマイル島再稼働、信任を得た原子力発電、および10万GPUを超える新しいAIクラスターの発表、についてご紹介します。
2024年 10月 1日
経済が一時代から次の時代へ移行する際には、通常、興奮と機会、不確実性とリスクが適度に混ざり合った状況が生じます。新たな産業が出現し、異なるマーケットリーダーが台頭し、想像もしなかったことが次々に発生します。情報化時代が自動化時代に移行するにつれ、常識とされてきた市場の定説が通用しなくなる可能性があり、次に何が起きるかを予想するためには、異なる時代の諸要素がどのように組み合わさるのかを判断する鋭い視点が必要になります。
2024年 9月 17日
Global Xが定期的にお届けするディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、AI収益化の急増が新興企業のバリュエーション上昇を後押し、肥満治療薬が糖尿病予防と他疾患の治療に有望な結果を示す、AI PCチップ競争が激化、ウーバー AIスタートアップのウェイブおよびクルーズと提携し自動運転車のイノベーションを推し進める、防衛テックの民間投資が勢いを増す、欧州委員会 オランダとスペインのグリーン水素支援スキームを承認、についてご紹介します。
2024年 8月 20日
Global Xが定期的にお届けするディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、加速するヒューマノイドロボット開発、クラウドプロバイダーとAI企業がデータセンター賃貸料の堅調な伸びを牽引、肥満と糖尿病治療薬が2030年の医薬品ランキングトップを占めると予想、欧州諸国リチウムと固体電池の生産促進に注目、ニューヨーク州とワシントン州重要インフラ強化のための資金援助を受ける、洋上風力エネルギー開発が加速、についてご紹介します。
2024年 8月 14日
8月5日月曜日の市場の暴落は、バリュエーションが高過ぎるのではないかとの懸念が強まっていた時期に、ボラティリティの諸材料が沸騰した結果の産物です。今回の暴落まで、米国株のボラティリティは過去1年間の大半で非常に低い水準にとどまっていました。筆者は、金融政策や関連データの発表が不確実性の上昇に関してより小さい役割を演じるようになるレジーム・シフトが市場で進行しており、複雑な地政学的背景がボラティリティの上昇を引き起こすようになると考えていました。直近のボラティリティの急上昇では、両方の要因が経済への懸念や流動性の逼迫と並んで影響を与えました。
2024年 7月 25日
Global Xが定期的にお届けするディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、エッジAIがスマートフォンを中心にコンシューマー機器に普及、中国で新エネルギー車の販売が急増 価格引き下げが追い風に、鉄道システムがIIJA新資金の恩恵を受ける、AIエネルギー需要が再生可能エネルギーにチャンスをもたらす、eコマース大手 競争激化に対抗し低価格商品カテゴリーに参入、直近の需給不均衡にもかかわらずリチウム需要は堅調を維持、についてご紹介します。
2024年 7月 25日
今から選挙までの間に多くのことが起きる可能性があり、投資家の信頼を揺るがせる地政学的イベントによって、最近の市場の上昇が早々に終わりを迎えるかもしれません。最終的には、依然として好調な企業ファンダメンタルズと適度に堅調な経済成長に軍配が上がると筆者はみています。大統領の座を射止めるのが民主党か共和党かにかかわらず、現時点ではどちらであれ財政保守主義や予算の優先順位は高くありません。別の候補者が党綱領を変更する可能性はありますが、それは基本シナリオではありません。消費と投資、政府支出が経済成長を牽引します。これらの3つすべてが拡大を続けるならば、市場の上昇が続く可能性があります。
2024年 7月 3日
生成AIブームは、チャットアシスタントだけのことにとどまりません。様々な技術プラットフォームやプロセスにわたり大規模な言語モデルを広範に統合するうえで、AIワークロードを効果的に管理できるデータセンターとデジタルインフラが必要になります。これに伴い、新しいデータセンターの建設と、既存のデータセンターでの画像処理装置(GPU)やその他のAI向けハードウェアの導入が進み、リース料金の上昇につながっています。AIに最適化されたデータセンターは電力消費量が多いため、ステークホルダーは電源調達にも乗り出しており、再生可能エネルギーや原子力などの代替エネルギーを導入する可能性もあります。AIの普及を一般消費者にも広げるために、基地局やAIデバイスへの投資も増加すると予想されます。
2024年 6月 24日
Global Xが定期的にお届けするディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、AIチップのアップグレードサイクルが激化、AIブームでデータセンターが急増、米国送電網の信頼性を高める送電プロジェクト、遠隔医療プラットフォームがGLP-1へのアクセシビリティを向上させる、ロボット支援手術機器の受け入れ拡大、AIが新たなビジネスチャンスをもたらし業界再編は続行、についてご紹介します。
2024年 6月 18日
2024年半ばにきて、金融市場でこれまで起きたこととこれから予想されることの両面で調整すべき点が多くあります。Global Xは2024年頭に経済成長の鈍化、消費の減速、目標を上回るインフレ率、より長く高止まりする金利を予想していました。このシナリオはほぼ実現しましたが、雇用、レバレッジ、流動性などの中核的な経済要因は依然として歴史的に高い水準近辺にとどまっています。予想を上回る企業投資と今後数四半期にわたり拡大し続けうる利益率によって、米国の経済成長は予想外に上振れする可能性が十分にあります。
2024年 5月 17日
Global Xが定期的にお届けするディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、成長と拡大を続けるAIインフラ・エコシステム、防衛システムを進化させる次世代ミサイル技術、生成AIがクラウドコンピューティングの収益を急増させる、急速な進化を見せる新型ヒューマノイド、AIとデータセンターの需要が高まる中再生可能エネルギーに注目が集まる、ゲーム業界は成長加速のために広告に注目、についてご紹介します。
2024年 5月 15日
防衛産業では、政府が軍事活動に先進テクノロジーを導入するとともに大幅な変革が進んでいます。ドローン、ロボット、自動運転、人工知能(AI)などの技術開発が進み、その有効性が実証されるのに伴い、官民の両方で世界的に軍拡競争のようなものが加速する可能性があるとGlobal Xは考えています。世界各地で紛争が激化し、不確実性が高まる中で、政府はこうしたテクノロジー確保への投資を急いでいます。
2024年 5月 8日
アロケーターの言うことに従うのではなく、アロケーターの行動に従うべきです。FRBが講じる次の金融政策の動きが話題にのぼっているため、金利動向がリスク資産の変動を左右する最大の要因だと考える人もいるかもしれません。しかし、2024年に入ってから4分の1が過ぎた今、相場の動きを見ると、そうではないように思われます。
2024年 4月 22日
半導体と大規模言語モデル(LLM)の最近の進歩によって高度なAIシステムへのアクセス可能性、AIシステムとの統合、およびAIシステムの普及が促進されています。初期の概念実証では生成AIの潜在能力が垣間見られ、消費者の経験と企業の利用によって本質的に処理能力に優れ、相互作用的な新しいパラダイムを示唆しています。こうした変化を受けて、新たな市場が開かれ、何兆ドルもの価値をもたらす好景気に拍車をかける態勢が整いつつあります。
2024年 4月 18日
営業レバレッジの復調は、2024年において最も重要でありながら過小評価されている動向のひとつであり、市場心理の好転を静かに後押ししている可能性があります。営業レバレッジとは、広義には売上高を利益に変換する企業の能力を意味します。歴史的に見て、米国の大型企業は売上高の2~3倍で利益を伸ばしてきました。しかし、2022年半ばから、S&P 500種構成企業の利益は6四半期連続で売上高を下回る伸び率となりました。2023年第4四半期にはS&P 500種指数は前年比8%増益、売上高は4%増となり、傾向は逆転しました。2024年第1四半期には、S&P500種構成企業の売上高は6.5%増、EPSは11.2%増、利益率は12.8%になると予想されています。
2024年 4月 5日
公共セクターと民間セクターは、今後数年で、米国のインフラの現代化にさらに数千億ドルを投じる見込みです。しかし、大統領選が間もなく重要な局面を迎えるにあたり、インフラ投資の動向や配分が変わるのではないかという疑問が浮上しています。中でも、選挙結果が公共政策とインフラ開発との結びつきにどのような影響を与える可能性があるか、また、政治的な力学、競合する優先事項、政策転換の可能性といった要因が、大きなインフラニーズに対処しようとする米国の取り組みにどのような影響を及ぼす可能性があるか。米国のインフラに関しては、崩落しそうな橋や交通網の老朽化から再生可能エネルギー、持続可能な水システムに至るまで、課題が山積していますが、同様に投資機会も豊富にあるとGlobal Xは考えています。
2024年 3月 19日
Global Xが定期的にお届けするディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、生成AIがオーディオとビデオの両分野で大きく進歩、世界の水素テック産業は規模拡大の準備ができている、AI主導のイノベーションがデジタルヘルスプロバイダの成長を後押しする、ランサムウェア攻撃が激化 世界中の防御は強化、についてご紹介します。
2024年 3月 11日
ウォール街の多くの人々の心にはITバブルの崩壊が刻み込まれているため、最近のテクノロジー主導の株価上昇や人工知能(AI)への期待感に対しても不安がつきまといます。そのような気持ちはもっともです。「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」というマーク・トウェインの言葉は正しかったのです。歴史を無視することは危険ですが、歴史から誤った教訓を導くことも投資家にとって同様に危険です。今回のケースにおいては、現在と1990年代後半では相場を支える背景の違いが明白であり、AIは決して当時のITと同じではないと考えられます。
2024年 3月 1日
技術革新によってロボットシステムは基本的な産業での応用の枠を越え、様々な職場や家庭で人型ロボットが活躍する時代はそれほど現実離れした考えではなくなりました。まだ開発段階ですが、ロボット工学と人工知能(AI)のダイナミックな集中を背景に、ヒューマノイド・テクノロジーの開発が急加速しているため、業界のリーダー企業が大量に適用、生産し、市場に参入する日は近付いています。システムに関する理解の深まりに加えて、ロボットのハードウェアコストの低下もあって、商業規模での生産と適用が現実味を帯びてきました。
2024年 2月 22日
Global Xが定期的にお届けするディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、インフラ投資雇用法(IIJA)の資金投入は続く、ビッグテックはAIへの取り組みを強化、減量薬メーカー 生産能力拡大への取り組みを強化、デジタル広告市場 低迷の1年から急回復、PC不振は終わりに近づいている、についてご紹介します。
2024年 1月 31日
米国の経済成長が鈍化し、金利がコンセンサス予想を上回って推移すると予想しつつも、Global Xは楽観的な見方を続けています。成長率の鈍化と金利の上昇は喜ばしいことではないかもしれませんが、この組み合わせは、健全な労働市場、予想以上に強い消費者、経済のソフトランディングに支えられた環境があることの証明となるでしょう。このような背景から、投資家は強力なファンダメンタル・パフォーマンスで成長し続ける市場の割安な部分を見つけることで、防衛策を講じることができると考えます。
2023年 12月 26日
電気自動車(EV)の売上は2020年から2021年にかけて世界全体で倍増し、2022年にはさらに60%増加しました。政府の支援政策、技術の向上、充電ステーションの配備、従来の自動車メーカーがこの分野に注力しはじめたことなどが、EVへの急速な移行に貢献したと言えるでしょう。2023年は打って変わってEV売上の伸びが予想よりゆっくりだったことでリチウム価格が軟化しましたが、EVの普及は依然として活発であり、Global Xはリチウムに期待を持ち続けています。
2023年 12月 15日
Global Xが定期的にお届けする日本のディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、エヌビディア 日本でのAI半導体需要増に備え、東芝とローム パワー半導体分野で提携、任天堂による大会ガイドラインが物議を醸す、ファナック EV生産用ロボットを開発 ボルボと契約を締結、についてご紹介します。
2023年 12月 13日
経済リスクが減少し、米国の景気後退はコンセンサス予想ではなくなりつつあり、2024年に向けた金融市場の見通しについて、我々は楽観的な見方を維持しています。昨年のリストの内、2023年の市場で重くのしかかったものもありましたが、第3四半期のGDP成長率5.2%という驚くべき数字を叩き出した米国の経済成長力により、一部のリスクは大きな影響力を持ちませんでした。金利がピークに達した可能性が高い中、地政学的要素は今後1年、投資家にとってより重要な意味を持つようになるでしょう。我々の予想通り、株式市場は11月まで比較的堅調に推移しており、金利上昇で成長率が鈍化してもこの傾向は続くと考えられます。それを前提としながらも、以下、2024年にリスクとなる事柄のリストをご紹介します。
2023年 12月 5日
低炭素水素は、精製、肥料生産、長距離輸送、海運などCO2排出の削減が難しい様々な産業を脱炭素処理する方法として大いに期待されています。低炭素水素は水素生産全体の1%未満ですが、グリーン水素産業とブルー水素産業が形成されつつあり、急速に成長すると予想されています。米国を含む政府の強い支援が、この新たな産業が拡大している大きな理由だとGlobal Xは考えています。本レポートでは、水素バリューチェーン全体の企業に今後大きく成長する機会を生み出すであろう鍵となる政府の取り組みについて取り上げます。
2023年 11月 27日
2022年11月30日、OpenAIは正式にChatGPTをローンチし、生成AIブームが巻き起こり、テクノロジー業界や消費者の行動を急速に変えていきました。生成AIは革新的な時代の始まりを代表するもので、経済成長を促し、ほぼすべての業界の可能性を広げるとGlobal Xは考えています。ChatGPTや他の大規模言語モデル(LLM)に関連した初期のブレイクスルーは、生成AIで何ができるかを示すだけでなく、テクノロジーのパラダイムシフトが起ころうとしていることを明確に示しています。
2023年 11月 21日
新型コロナウイルスの感染拡大が誘発したゲーム利用者急増の後、日常生活が再開し、2022年にはプレーヤーのエンゲージメントが低下しました。新商品のローンチを遅らせ、ハードウェアの不足を引き起こしたサプライチェーンの持続的混乱も大損害を与えました。しかし、期待されていたゲームの発売、スマホゲームの進化、アプリ内購入の復活、クラウドゲームの進歩により、ゲーム産業は2024年に大きな勢いをもつと考えられます。本レポートでは、これらの要因と、マイクロソフトが業界大手、アクティビジョン・ブリザードの買収に踏み切った同産業の最近の注目すべき動きなど、他の要因について取り上げます。
2023年 11月 14日
投資家は常に多くの心配事を抱えており、それは今も同じです。一方で市場は、投資家が不安になる局面をいつも乗り越えてきました。懸念の種はいつでも数多く存在しますが、長期的な視点を持つことで目先のボラティリティを軽減できます。乱高下する市場であっても、投資を続けることによってチャンスが見つかることを忘れてはいけません。昨年今頃のレポートで、難しい市場で投資チャンスを見つけ出すことの厳しさに焦点を当てました。それから12か月が経った今、状況はあまり変わっていないと感じます。本記事では、来年魅力的な選択肢となりそうな潜在的な機会とテーマを探ります。
2023年 11月 1日
Global Xが定期的にお届けする日本のディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、東京エレクトロン エッチング分野で米ラム・リサーチに矛先を向ける、海外勢 10月も対日投資を継続、「東京ゲームショウ」が4年ぶりにオフラインで再開 出展社数は過去最多に、ファナックの産業用ロボット生産台数が100万台を突破、についてご紹介します。
2023年 10月 23日
2023年末に入り、ポストコロナのエレクトロニクス消費低迷が解消される中で、半導体サイクルが底打ちした兆しが表れています。当然ながら、半導体のシナリオは決してエレクトロニクス消費に留まりません。世界各国の政府が半導体生産を自国に戻すために支出を増やしている一方で、生成AI革命は半導体を活用したサービスの新たなエコシステムを生み出しています。これらのトレンドにより、半導体装置と工場に対する支出が増加するでしょう。
2023年 10月 13日
18か月間にわたって厳しいマクロ環境と企業の予算減少に苦しめられていたクラウドコンピューティング企業が現在、回復に向かっています。クラウドコンピューティング企業は現在、収益性など、ファンダメンタルズの改善のおかげで転換期を迎えています。回復のもう一つの要因は、生成AIの重要性の高まりです。クラウドコンピューティングへの支出は2023年、前年比で22%近く増加すると予想されており、クラウドソフトウェアやインフラの大手企業は、AI統合ソリューションを顧客に提供することによってこのトレンドを活用することができるとGlobal Xは予想しています。
2023年 10月 5日
中国はかつて世界経済にとって不可欠と考えられていたものの、新型コロナウイルスにより、今の共産・資本主義共同体の基盤に亀裂が入りました。中国は今後も世界の主要国として生き残れると思われますが、先行きは不透明さを増し、中央政府は難しい選択を迫られています。投資家は、経済と国際政治の両面で中国の弱体化が波及する影響を考慮する必要があります。中国がどの道を選んでも、各テーマの今後はさほど変わらないかもしれません。
2023年 9月 18日
Global Xが定期的にお届けする日本のディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、ソニーGは携帯型ゲーム端末「プレイステーション・ポータル」を発表、「2023年CESAゲーム白書」が明かす日本ゲーム市場の現状、23年第二四半期:日本半導体関連企業は予想通りに減収を発表、世界半導体市場に回復の兆しか:半導体大手ルネサスが仏シーカンスを買収、モノのインターネット(IoT)分野で存在感を増す、島津製作所はマイクロプラスチック研究で大きな貢献、についてご紹介します。
2023年 9月 8日
2022年8月の成立以来、インフレ抑制法(IRA)は、米国におけるクリーンテックの成長見通しを押し上げる役割を果たしてきました。IRAに含まれる広範な措置、特に再生可能エネルギーとクリーンテック製造業の税額控除は、風力、太陽光、バッテリーのバリューチェーン全体で2,700億ドルを超える投資を促進するうえで役立ちました。米国史上唯一かつ最大規模の気候・エネルギーへの投資と称されるこの法案が与えるインパクトにより、これからも気候変動関連産業への魅力的な投資機会を生み出していくだろうとGlobal Xは見ています。
2023年 8月 31日
1950年から2022年までに世界の平均寿命は46.5歳から71歳まで延びました。2100年までには82歳まで延びると予想されています。2050年までに60歳以上の世界人口は倍増し、20億人を超える可能性があります。歴史上どの時代よりも人が長生きするようになっているのは間違いありません。米国では、10年足らずで、65歳を超える人口が18歳未満人口を上回る見込みです。人口構造の変化に対応すべく、各国政府はヘルスケアに充てる支出を増やしています。ヘルスケア分野のイノベーションという投資テーマでは、ゲノミクスと遠隔医療の継続的な進歩の後押しを受けて、新たな投資機会が生まれると、Global Xは考えます。
2023年 8月 20日
Global Xが定期的にお届けする日本のディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、ChatGPT技術が霞が関に到着、日本と米国半導体サプライチェーンの強靭化を狙いながらインドを視野に入れる、米国のEV充電規格への日系自動車メーカーの動きが問われる、についてご紹介します。
2023年 8月 8日
2023年第1四半期の決算発表では、人工知能(AI)への言及が77%も増え、第2四半期以降もさらに増加すると見られています。AIは、企業の生産性向上と利益率拡大に貢献する可能性があるとしてメディアに取り上げられ、投資家の注目を集めています。AIの台頭がメディアに大きく取り上げられる一方で、普及に関してはまだ初期段階にあり、今後さらに多くの展開が待ち受けているものと思われます。本記事では、一般的にメディアでなかなか扱われることのない、3つの視点について考察することを投資家の皆様におすすめします。
2023年 7月 18日
2023年、サプライチェーンの構造的再編と生成AIのブームはロボティクスとオートメーション(自動化)に新たな機会をもたらしています。世界主要国は、ニアショアリングに取り組みながらサプライチェーンにおける地政学リスクを再考慮するにつれ、生産拠点の建築は自動化技術の需要を高めることに繋がると考えられます。生成AIは、人間のユーザーがハイテク製品とどのように関わり、指示を与えるかに新しいパラダイムを生み出しており、これはおそらく、産業用・サービス用ロボットのあり方を一変させるでしょう。
2023年 7月 17日
2023年初頭に流れた数々のネガティブなシナリオは上半期には現実のものとならず、ほとんどがレポートで書いた通りの展開となりました。株式市場では、グロース株が比較的楽観的な経済環境を牽引しました。これは、株式市場が完全に危険を脱したという意味ではなく、リスクはあらゆるところに潜んでいます。このようなリスクを認識しながらも、投資家が下半期以降も楽観視できる理由があるとGlobal Xは考えています。
2023年 7月 15日
Global Xが定期的にお届けする日本のディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、政府系ファンドによる半導体材料大手JSRの買収は業界再編につながる可能性、トヨタ、ギガキャストと全固体電池、両面でEV戦略を本格化、協働型・サービス型ロボットが消費者の家庭へ進出、についてご紹介します。
2023年 6月 23日
人工知能(AI)アプリケーションの範囲が拡大するにつれ、データセンターとエッジ(ネットワーク端末)の両方にある既存の計算インフラは、データ集約型コンピューティングの新たなニーズに対応するために再構築を行う必要性がでてきます。この移行は以前から進められていたものの、大規模言語モデル(LLM)の急速な普及と大きなポテンシャルによって、進行が加速されそうです。
2023年 6月 13日
メタバースと没入型技術の早期導入の最大の可能性は、製造、エンジニアリングサービス、建設、輸送設計など、我々の経済の土台となっている中核産業にあります。インダストリアル・メタバースと総称されるこれらのテクノロジーは、製造システムがどのように設計されテストされるか、そして製品がどのように調達され、グローバルでチームがどのように協業するか、などの方法を変革することができるとGlobal Xは考えています。
2023年 6月 1日
株式市場の抵抗線は、実は今より高いレベルなのかもしれません。今年のこれまでの好調なパフォーマンスを前提にしても、私は株式市場を「コイル状のバネ」のようにみており、溜めていた潜在的なエネルギーが解放され、バリュエーションが急速に拡大する可能性があると考えています。金利の上昇や地政学的な課題は残るものの、これらのリスクは持続的な下落のカタリストというよりは、短期的な動悸のようなものといえるでしょう。経済は脆弱ですが、株式市場には多くの新芽が生え、希望の兆しがみえます。株式と成長への配分が不足している投資家は、ポジショニングを再考すべきかもしれません。
2023年 6月 1日
Global Xが定期的にお届けする日本のディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、ファナックの協働ロボットは記録を刷新、サイバーエージェントは自社開発の大規模言語モデル(LLM)を発表、任天堂「ゼルダの伝説」最新作、発売開始直後から歴史的な販売本数を記録、日本取引所グループはアジア開発銀行と覚書を締結、アジア・太平洋地域フィンテックの促進へ、日本半導体メーカーは炭化ケイ(SiC)パワー半導体の量産・増産に取り組む、についてご紹介します。
2023年 6月 1日
今年初め、気候変動とクリーンテックに関する3つの注目すべき報告書が公表されました:気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の最終報告書、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の世界エネルギー転換見通し2023年プレビュー、世界風力エネルギー会議(GWEC)の年次報告書です。本稿では、気候変動の現状を要約し、クリーンテクノロジーを通して世界がよりサステナブルな未来に向かうにはどうすればよいかを議論し、クリーンエネルギー・テーマの投資家にとってこれらの情報がどのような意味があるのかについて見解を示します。
2023年 5月 12日
ソーシャルメディアプラットフォームは、新型コロナウイルスの追い風が弱まったにもかかわらず、消費者の日常生活においてその役割を確固たるものにしています。Meta Platforms、YouTube、TikTok、Snapchatを含む主要なグローバルサービスではソーシャルメディアの利用時間やエンゲージメントが著しく増加しています。広告市場の低迷によりソーシャルプラットフォームのトップライン成長は抑制されていますが、Global Xは、広告市場が回復すれば、ソーシャルメディア企業は既存の大手チャネルに比べてより強く成長し、資金の流れはそのトレンドに乗ると考えます。ソーシャルメディアのバリュエーションがかつてないほど低くなっている今、投資ケースがより魅力的なものになると思われます。
2023年 5月 11日
先月、Global X は、2023年ニューヨーク国際オートショー(NYIAS)に参加しました。123回目を迎えた今回のオートショーでは、100万平方フィート以上の展示スペースに数百台の車両が展示されました。本稿では、カンファレンスで得た収穫をご紹介するとともに、NYIASへの参加で輸送の未来はますます電動化されると改めて確信したことについてお話したいと思います。
2023年 4月 28日
チリのガブリエル・ボリッチ大統領は、リチウム産業の国有化計画を進める予定であることを4月20日に発表しました。この発表は、表面的には政府によるリチウム産業への統制強化を表しているように見え、同国事業者の動向や世界のリチウム産業に影響を与える可能性があるものと受け取れます。しかし、大統領の法案は一般にいう国有化には程遠いものであり、同国のリチウム鉱山企業にとっての差し迫ったリスクにはならないとGlobal Xは考えています。
2023年 4月 5日
これからの社会は環境に配慮した社会でなければならないということを多くの企業が知っています。企業は持続可能性に向けた動きを加速しており、気候に優しい事業の推進や環境フットプリントの削減に取り組んでいます。企業がそのような取り組みを進めている大きな要因は、企業の持続可能性を顧客が求めていることにあります。この記事では、クリーンエネルギー技術を後押しする民間部門の状況について、風力・太陽光発電、電気自動車(EV)および水素燃料電池に着目しながら検討していきます。
2023年 3月 24日
現在絶大な人気を誇るChatGPT(OpenAI)の基盤技術であるGPT-3のような大規模言語モデル(LLM)は、以前のものと比べてずっと賢くなっています。このような技術的な飛躍は、前例のない形で自動化された意思決定へのアクセスを可能にし、応用人工知能(AI)の台頭における新しい章を示すものと言えます。これらのモデルは、従来のAIシステムよりも速く、安く、高い精度で、大規模なイノベーションサイクルを促進し、生産性を向上させ、全く新しいアプリケーションやツールを生み出す可能性を持っています。
2023年 3月 3日
ジェネレーティブAIは現在、急速に進化している分野で、多くの業界に革命をもたらす可能性があります。このパワフルなテクノロジーは、ディープラーニング・アルゴリズムを利用して、テキストや画像から音楽や3次元モデルまで、新たなオリジナルなコンテンツを創造します。そのため、ジェネレーティブAIは、その巨大な可能性を利用しようとする投資家の注目を集めています。本稿では、この点からジェネレーティブAIについて概説し、その歴史を振り返っていきたいと思います。
2023年 2月 22日
政府や企業が気候変動の影響を最小化する脱カーボンの取り組みを推進していることから、再生可能エネルギー、特に風力発電と太陽光発電の導入が加速しています。Global Xは、世界の非水力再生可能エネルギー発電能力は2023年から2032年で3倍になる可能性があると予想しています。2032年までに、非水力再生可能エネルギーが世界の総発電量のほぼ3分の1を占める可能性があります。本レポートでは、Global Xの強い成長見通しを支える要因と、その結果として起きる可能性がある重要な投資の機会について取り上げます。
2023年 2月 9日
家電製品、エネルギー貯蔵、そして特に電気自動車(EV)の需要が急増する中、バッテリー技術が注目されています。EV向け電池の化学組成には大きな違いがあり、電池メーカーは性能の最適化を目指して様々な組み合わせを試しています。しかし、商業的に実現可能なEV向け電池の設計にはリチウムという共通項が存在しています。リチウムは、現在の用途にとどまらず、次世代技術においても、電池のサプライチェーンにおいて突出した重要性を持つものと思われます。特にモビリティの分野では、こうした技術の発展がリチウムやバッテリー技術に携わる企業にとって、魅力的な機会を生み出し続けると考えられます。
2023年 1月 25日
テクノロジーの発展やコストの低下、労働者の不足、高齢化、リショアリングがけん引して産業用ロボットの需要は成長しています、したがって、短期的に産業用ロボットに影響を及ぼすかもしれない要因を理解することが重要です。本稿では、以下、産業用ロボット市場をけん引する3つの主な要因について評価します。(1) 日本の半導体製造装置販売額、(2) 日本の鉱工業生産、(3) 中国の電気機械・機器の輸出額。世界経済はその効率をこれまでにない水準に引き上げるためにオートメーションにますます目を向けるようになっています。これらの3つの要因の重回帰分析を利用して、産業ロボット市場に関してGlobal Xがもつ明るい見通しについて説明します。
2023年 1月 20日
アジア市場のビデオゲームは世界的に高い評価を受けています。日本はすでにコンソールゲームにおいてその地位を確立しており、韓国はオンラインゲームとeスポーツで国際的に高く評価されています。現在、業界には変化の風が吹いています。相互接続したゲームの時代には、コンソールゲーム最大手でさえもそのアプローチを再考する必要があります。また、eスポーツは従来のスポーツとともに当たり前のものになりつつあり、中国や東南アジアの新たなライバルは国際ゲーム業界においてその足場を拡大しています。本稿では、東アジアや東南アジアでビデオゲーム業界のパラダイムがどのように変化しているかについて検証します。特に以下について詳細に議論したいと思います。
2023年 1月 17日
2023年は年初から米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げによる市場の混乱が続く可能性があり、経済はおそらく弱含むでしょう。しかし、悲観的な面の一部が強調されすぎているかもしれません。経済のレジームチェンジとリセッションという2つのテーマがよく話題にされるようになりました。レジームチェンジは、金利、インフレ、貿易などの分野での構造的な転換を伴い、資産クラスの長期的リターンを変える可能性があります。リセッションについては、金利上昇が需要の減少につながることによる景気循環的な経済活動の低迷が発生します。これらのテーマにはグローバル経済で起こっている重要な変化が関係しており、詳細に考察する必要があります。世界がニューノーマル(新常態)となり、全く新しい投資レジームに入りつつあると結論付けてしまうことは、時期尚早のように思えます。
2023年 1月 12日
地球が太陽から1時間で受け取るエネルギーは、世界の年間エネルギー消費需要をすべて賄えるほどの量です。太陽光を電力に変換する技術が向上し、世界中で使われるようになっているため、太陽光発電(PV)の発展はこれからも期待できます。太陽光発電は、拡張性が非常に高く、価格面での競争優位性もある、再生可能な電力源であり、様々な方法や場所で利用することができます。今後、太陽光モジュールとその関連技術の発達により、太陽光発電の能力と発電量は大きく成長し、エネルギー転換を通じて魅力的な投資機会が生み出されるとGlobal Xは予想しています。
2023年 1月 5日
2022年は、マクロ経済や地政学に関するショックが続いた1年でした。そのようなイベントに対して、市場では様々な資産が売られるという当然の反応が発生し、各資産の相関が強くなりました。経済環境が悪化する局面においては、常識的に考えると、企業はコストを節約する必要がありますが、混乱した状況の中でも、ソフトウェアとデータセンターの分野は全体としてプラス成長となりました。そのようなセグメントの支出は、ペースは減速しているものの、引き続きIT市場全体の成長をけん引しました。クラウドコンピューティング関連銘柄の現在のバリュエーションが歴史的な低さであることも考え合わせると、忍耐強い投資家にとっては絶好の投資機会が訪れている可能性があります。
2022年 12月 23日
Global Xが定期的にお届けするディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、Eコマース、ますます身近になる自動化、クリーンエネルギーへの政府拠出が継続へ、EV革命で加速する各社のリチウム計画、BNPL:2022年における消費者の救済策、米国は半導体の国内覇権奪回を目指す、についてご紹介します。
2022年 11月 23日
新型コロナウイルス感染症の世界的流行は、経済のデジタル化を推進する要因となりました。クラウド技術の急速な普及、デバイスの倍増、そしてデータ生成量の増加は既存のシステムに負担を強いており、企業のセキュリティ対策が追いつかない状況が生まれています。並行して、サイバー攻撃が全世界で拡大しています。これら2つの要因により、グローバル企業はセキュリティソリューションへの投資を増やさざるを得ない状況に置かれています。サイバーセキュリティ専業ベンダーは、企業、消費者、政府など各所の事例における需要増大に応えつつ、成長の加速を実感しています。このような動きは、マクロ経済的に困難な状況が続く中で、成長テーマへのエクスポージャーを模索する投資家にとっての投資機会をもたらしています。
2022年 11月 23日
Global Xが定期的にお届けするディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、ソーシャルメディア、クラウドコンピューティング、ホリデーシーズンのデジタル販売は明るい見通し、「持続可能な自動車」の市場は経済危機を尻目に好調、ゲノミクス、米国による中国半導体企業への制裁が貿易摩擦を加速、についてご紹介します。
2022年 11月 4日
中国のバッテリー用炭酸リチウム価格は、2022年10月にトン当たり74,475ドルとなり、わずか1ヵ月前の史上最高値を更新しました。リチウム価格は、輸送セグメントの電化と密接な関係があります。近年、政府の緩和的な政策、コストの低下、消費者の嗜好、技術の向上が電気自動車(EV)の急速な普及を支えています。しかし、現状、リチウムの供給はこうした需要の急増に追いついていません。そのため、リチウム市場における需給バランスは今後数年間、供給不足の傾向を示し、供給を担う鉱山会社はとっては絶好の投資機会になると思われます。
2022年 10月 5日
クライメート・ウィークNYC 2022では、「Getting It Done(やり遂げる)」 をテーマに、政府、企業、市民社会、科学の各分野で活躍する気候変動分野のリーダーが集結しました。今年で14回目を迎えるこのイベントは、エネルギー、自然、交通、環境正義、食糧、金融など、幅広いテーマを扱っています。気候ファイナンスに関する議論では気候変動対策の緊急性が改めて強調されましたが、気候データの改善や最近の政策により一筋の光明が見えてきました。世界の排出量削減のスピードは十分とはいえませんが、サステナブル・ファイナンスのリーダーたちは、投資家はこれに前向きな姿勢を保つべきだと主張しています。排出量目標達成のために再調整することによって、正しい方向への加速が可能です。Global Xは、国連PRI、MSCI、S&Pグローバルが主催する今年のイベントに参加しました。そこで本稿では、最も注目すべき出来事をいくつかご紹介したいと思います。
2022年 9月 27日
リチウムイオン電池の製造は、もともと東アジアが中心でしたが、2000年代前半から東アジアの中でも中国に徐々に重心が動いて行きました。現在、中国企業は、世界のリチウムサプライチェーンにおいて川上から川下まで重要な位置を占めており、2021年にはバッテリーセル製造の約80%を占めるまでになっています。2000年代は携帯電話やノートパソコンなどの家電製品の普及がリチウムイオン電池の普及を後押ししていましたが、2020年代には世界的なEV(電気自動車)へのシフトがリチウムイオン電池の大きな追い風になっています。したがって、中国のリチウム企業を理解することは、今後予想される電気自動車の普及の原動力となるものを理解する上で極めて重要と言えます。
2022年 9月 23日
ウォーレン・バフェット氏は、極めて賢明で成功した投資家とされています。そこで、テーマ型グロース株に対する現在の投資家の認識を分析するうえで、彼が1981年にバークシャー・ハサウェイの株主宛ての手紙の中で述べたアドバイスに注目しました。この手紙が書かれた期間も、インフレが高止まりしていました。バフェット氏は、「価格決定力」と「急成長」という2つの特徴を持つ企業を買うことを提案しています。収益を急速に伸ばしていれば、どちらにしてもインフレの逆風から身を守ることになり、結果的に利益率が拡大する可能性もあります。
2022年 9月 21日
Global Xが定期的にお届けするディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、インフレ抑制法がクリーンエネルギーへの道を開く、サイバーセキュリティ企業の業績で成長が明らかに、メタバースに賭けるAI大手、リチウムのレベルがアップ、半導体製造強化が世界各国の目標に、エンゲージメント駆動型プラットフォーム、についてご紹介します。
2022年 8月 16日
2022年8月12日、米国議会は画期的ともいえる「インフレ抑制法案」(Inflation Reduction Act =IRA)を可決しました。この法案は、米国政府が気候変動問題への対策として、過去最大規模の投資を可能にする複数の調停策からなるものです。この法案は間もなく、バイデン大統領によって署名され法制化される見込みですが、これによって米国は主要な気候変動関連の目標を達成するための劇的な変化を遂げる可能性があります。本稿では、同法案の主要な基準と、何故それらの基準が投資家にとって、気候関連産業に対する魅力的な投資機会を創出し得るのかについて、議論したいと考えます。
2022年 6月 23日
気候変動に関連する排出量目標の達成やエネルギー安全保障の強化に向け、各国政府や企業による特に風力および太陽光をはじめとする再生可能エネルギーの導入が世界的に加速しています。
本レポートでは、世界的な再生可能エネルギーの普及に伴い、グリーンエネルギーへの移行を実現するためには電力の短期貯蔵および長期貯蔵のシステムが共に必須であるとともに、今後数年間にわたり電力貯蔵市場がどのように急速に拡大する見通しであるのかについて探ります。
2022年 6月 23日
Global Xが定期的にお届けするディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、米国が電池技術への投資を拡大、税額控除で半導体の生産拡大、仮想領域が経済安定のカギになる可能性、M&A活動でサイバーセキュリティ市場を確保、BNPLが主流に、世界的にEVの普及が進む、についてご紹介します。
2022年 6月 17日
クラウドコンピューティング分野のリーダー企業各社における最近の収益報告は、裏付けとなる売上拡大が市場の予想を上回るほど堅調であることを示しています。非常に大規模のデータセンターを運営するハイパースケーラー各社は、間もなく発生すると見られる需要拡大を見越して能力拡大のために野心的な投資を続けています。一方、市場をリードするアプリケーション開発企業およびインフラプロバイダーの株価は大きく低下しており、これは過去2年間にわたるクラウド分野の本質的な成長をすべて無視したバリューエーションであると言えます。IT分野のワークロードでは、クラウドが提供する運用上の柔軟性、低コスト、およびセキュリティが優位性を持つため、オンプレミス環境からクラウドへの移行が永続的なトレンドであることを考えると、Global Xでは、現在の実態と乖離した株価につき、クラウドコンピューティングの持続的な成長から投資家が利益を得るためのよい機会だと捉えています。
2022年 5月 16日
Global Xが定期的にお届けするディスラプティブ(破壊的創造)トレンドに関する情報です。今回は、「仮想空間」が現実に、重要インフラに係るサイバー犯罪の脅威と急がれる対応、米国内のEV売上が第1四半期は過去最高レベルに、アルツハイマー新薬:早期開発・承認へ、肥料価格高騰の中で食糧不足の危機、今後のバッテリー生産:リチウムイオンが主力か、についてご紹介します。
2022年 4月 28日
メタバースとはいったい何なのでしょうか? なぜ次世代インターネットとして有望であると考えられているのでしょうか? このような進化から利益を得るには、どのセグメントが最も有利なのでしょうか? 本稿では、メタバースがデジタルワールドの未来と私たちの使用感をどのように作り替えていくのかについて考察し、さらに深堀りしていきたいと思います。
2021年 11月 8日
中国の「独身の日」は、世界で最も重要なビジネスイベントの一つであり、その勢いはしばしば米国の「ブラックフライデー」を凌駕するほどです。本稿では、2021年の独身の日に影響を与えている、ライブコマース、新しい決済スキーム、グリーンロジスティックスなどといったトレンドを検証したいと思います。
2021年 11月 1日
本稿では、日本が圧倒的な強さを誇っているロボティクスについて、下記の疑問に答える形でご紹介していきます。 ・この産業はどのようにして形成されたのか? ・現在、日本が優位に立っているロボティクスのテーマは何か? ・人口減少、経済の低迷、新型コロナウィルス感染拡大など、現在および今後において日本が直面するいくつかの課題に、ロボティクスはどのように貢献できるのか?
2021年 7月 14日
ブロックチェーン技術は分散型手法で記録を収集・保持するもので、その他集中型手法と比べて高い正確性、透明性、安全性、不変性を実現しています。ブロックチェーンが暗号通貨(仮想通貨)に不可欠な技術となっているのは、台帳が変更不可能な分散型であるため、デジタル取引に信頼性と透明性をもたらすからです。暗号通貨以外にも、ブロックチェーン技術にはスマートコントラクト、サプライチェーンの追跡と監視、医療記録へのアクセスとその共有等、有益な使用事例がいくつかあります。ブロックチェーンのエコシステムはまだ初期段階にありますが、さまざまな企業が幅広い活動に取り込んでいます。これには1)デジタル資産のマイニング、2)ブロックチェーンおよびデジタル資産の取引、3)ブロックチェーンの応用、4)ブロックチェーンおよびデジタル資産のハードウェア、5)ブロックチェーンおよびデジタル資産の統合が含まれます。
2021年 6月 24日
一般的に、ハードウェア中心のテクノロジーにおいて、経済的に採算がとれるようになるためには、規模の拡大が必要となります。生産量が増えると、企業は購買力を獲得し、仕入価格の引下げ交渉もできるようになります。単位当たりの原価率が下がれば事業に係る諸経費も下がります。そして最も重要なこととしては、経験曲線効果により、生産過程が改善し、余計な時間や経費が削減されることになります。ここ10年間で、風力タービン、太陽光パネル、リチウムイオン電池の生産量が大幅に増加したことにより、これらのテクノロジーのコストが奇跡的なまでに低下しました。
2021年 6月 8日
2020年には2つの投資分野が異彩を放ちました。テーマ投資とサステナブル投資です。テーマ投資とは、破壊的なマクロレベルのトレンドと、そのトレンドの具現化から利益を得る基幹投資を見極めるプロセスです。サステナブル投資は投資方針の一つで、財務要因だけでなく環境・社会・企業統治(ESG)の要因を考慮し、高いリターンを追求するとともに、社会や地球に良い影響を与えることを目指します。一見すると、この2つの分野は何の依存関係もなさそうですが、テーマ投資とサステナブル投資は相互排他的でないばかりか、特定の状況下では相乗的かつ相互補完的な関係を持ち得ます。どちらの投資哲学も、本質的に長期的展望に立っています。
2021年 3月 11日
世界経済は2020年中盤の低迷期から回復し、今後も継続的に成長する見通しです。その背景として、歴史的水準の財政刺激策と金融緩和政策、順調なワクチン開発、商品価格の上昇、中国の堅調な需要、さらに米国における合意形成型の貿易政策への回帰が好材料になっています。これらの成長要因はとりわけ2021年の新興国市場を押し上げ、その債券および株式市場はともに投資妙味のある資産クラスになると予想されます。
2021年 2月 22日
テーマ型投資が「簡単」や「難しい」といった主観的な一般論ではなく、テーマ型投資に用いる厳格な運用プロセスをご説明することが、この誤解を解く一番の近道だと思います。アセットマネージャーや投資家ごとにテーマ型投資のアプローチは千差万別ですが、Global Xが採用する徹底的なリサーチ主導型のアプローチは、投資家の皆さまに効率的かつ的確なソリューションを提供するだけでなく、テーマ型投資が抱える課題に真正面から応える手法だと自負しています。
GLOBAL Xは、GLOBAL X MANAGEMENT COMPANY LLC(以下、Global X社)の登録商標です。電子的または、機械的方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製、引用、転載または転送等を禁じます。Global X社は、米国証券取引委員会に登録されている投資顧問業者です。当サイトに掲載されている事項は、日本国内の居住者への証券投資一般等に関する情報提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。また、当サイトに掲載された資料は金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。
当サイトの内容についての著作権は、Global X Japanその他当該情報の提供元に帰属しています。電子的または、機械的方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製、引用、転載または転送等を禁じます。当サイトは、各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。
GLOBAL X FUNDS及びGLOBAL Xは、GLOBAL X社が世界各国(日本を除く)で設定・運用する上場投資信託を示す登録商標であり、個別商品を指すものではありません。電子的または、機械的方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製、引用、転載または転送等を禁じます。
Global X Japan株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3174号
一般社団法人日本投資顧問業協会会員
一般社団法人投資信託協会会員