
2025年 4月 25日
2025年米国インフラ通信簿:まだ標準以下、まだ資金不足
米国土木学会(ASCE)は3月下旬、米国のインフラに関する2025年の通信簿(採点表)を公表しました。この4年に1度の通信簿の最新版で米国は総合評価Cを獲得し、2021年のC-から改善しました。これは一定の進展ですが、継続的に投資しなければ道路やエネルギー・インフラなどのインフラ資産の老朽化が経済成長の足かせになりかねないという、より深刻な課題も浮き彫りになりました。いくつかの主要なインフラ分野は連邦・州政府からの予算が急増したことにより改善しましたが、ASCEの推定によれば、重要なシステムのさらなる改善、近代化、維持には今後10年間で9兆1,000億ドル(約1,320兆円)の投資がさらに必要になります。この通信簿によれば、現時点で少なくとも3兆6,000億ドル(約520兆円)の資金が不足しています。これは開発企業と投資家の両方にとって大きな機会であるとグローバルXでは考えています。