
2025年 6月 25日
新興国債券:コア資産配分における価値
米ドル建ての新興国債券は、多くのコア資産の配分に欠かせない要素へと成長を遂げています。高利回りの可能性、ポートフォリオの分散、高成長国へのエクスポージャーといった魅力を兼ね備えた新興国債券を組み込むことで、リターンの増加が見込まれるだけでなく、ポートフォリオの安定性を高めることも期待できます。多くの新興市場で信用ファンダメンタルズの改善が続く中、新興国債券に集中的に配分するべき論拠が強まっています。とはいえ、この資産クラスにはチャンスだけでなくリスクも伴います。慎重なアクティブ運用では、特に魅力的な機会だけを選択的に狙うことで、パッシブ運用よりも高いリターンをあげられる可能性があります。先日(2025年6月1日)、グローバルX 新興国債券 ETF(EMBD)が上場から5年間経ちましたので、この節目を機に、コア資産に新興国債券を組み込む価値について深堀りします。