Global X 調査:アメリカ人は 「持続可能性」 および 「環境・ 社会・ ガバナンス (ESG)」 ファクター についてどう見ているのか?

2022年3月、Global Xは米国の消費者579名を対象に、持続可能性とESG関連のファクターに関する調査を実施しました。この調査の目的は、環境・社会・ガバナンス問題の重要性に関する消費者心理と、個人がこれらの心理を日常生活にどのように組み込んでいるかを測定することでした。トピックは、気候変動の緊急性、社会的価値観、人権から、持続可能な投資戦略への理解まで多岐にわたります。

重要なポイント

  • アメリカの消費者が「持続可能性」の意味を考えるとき、最も重要視するのは「気候変動」、次いで「持続可能なテクノロジー」、「二酸化炭素排出量の削減」でした。
  • 持続可能な方法で生産された製品の消費は重要でないと考える回答者は、わずか10%でした。
  • 現在の環境に対する懸念が正当化されるかどうかという質問に対しては、全調査回答者の約3分の2が「はい」と回答しています。
  • また、40%以上の調査回答者が気候変動が世界中の人々に悪影響を及ぼすと確信しており、30%の人が自分自身や自分の大切な人に影響を及ぼすことに完全に同意しています。
  • 80%以上の消費者が様々な社会問題の重要性を理解しているにもかかわらず、日常的な意思決定の際にそれらを考慮する割合は31%にとどまっています。
  • 企業倫理、人種差別、人権、性差別、多様性、気候変動/持続可能性の順で重要度が高い順に選択してもらった場合、調査回答者は圧倒的に人権を1位としました。
  • 社会的な要因に当てはめた場合のESGファクターの認知度はあるものの、回答者の70%がESG投資とは何か知らないという結果になりました。
  • ESG、テーマ別投資、社会的責任投資など、異なる投資分野を知っている米国人消費者は、調査対象者の4分の1にすぎません。
  • 調査対象者の米国人のうち約3分の2が何らかの投資を行っており、その過半数が投資先企業の価値観に関心があると回答しているものの、投資プロセスにおいて気候変動に対する企業の影響を考慮する人の割合は約半数でした。

Global Xによる、「アメリカ人は 持続可能性 および ESGファクター についてどう見ているのか」に関する調査結果は下記リンクからダウンロードできます。

ESG-Survey-Slides_JA-JP-Final.pdf